最近、全く服のことについて、まじまじと考えなかったです。
服屋を始めたときとの、違いを自分でも知りたいので書いてみます。
まず、昔と比べて全くと言って良いほど、"お洒落をする"って行為を自分はしなくなっています。
作るということをしていなかった昔との違いは大きいですが、それだけではないように思えます。
東京に居ると、服が好きで…や、最近、服に興味持って…などたくさん耳にします。
その中で、お洒落を楽しむという事自体、何なのか私にはよくわからなくなりました。
他人からの目を気にしてなのか、人に言われたからなのか。
まず、お洒落自体に対しての考えを持っている時点で、人の目を気にしているように思えてきたのです。
好きな服を着る。
↑それに尽きると私は思っています。
もちろん、その中で似合う、似合わないは考えたりしているんでしょうけど、大事なのは似合うか似合わないか以上に、好きな服を着れているのか。それが大切だと私は思うのです。
鏡を見ている時に、
いや、そんな事じゃなくて。
手に取った瞬間に
「これ、カッコ良い!!いけてる!!」そんな、咄嗟な反応の方がよっぽど人間的でいて素敵です。
その、感覚的なものを大切にしたいなー、と一周した辺りで思ってきています。
それこそ、誰が何を選ぼうと自由だと思うようになったし、「この人は絶対にこの服は似合わないから辞めた方がいい」なんて全く思わなくなりました。
サイズとか、仕様が体型、性別によってフィットしていない。というのは別の話ですが…。
私、自身が今着たい服は、知り合いのデザイナーの服。それか、ヒトから譲ってもらったもの。
価格や、デザイン以上に、そのオリジナルのストーリーに魅力を感じます。同時に着用していて、とても気持ちが良いものです。
こんな事言っていいのか、わからないですが…
どうでもいいから、好きな服をとことん着よう!!!!
全ての邪念を取り払い、ファッションに犯されずに、生活の一部として、服を好きでいること。
とことん。
フラットに、全く違う好みやセレクトを見てみたい。というのが私の気持ちです。
私にとって服とは、
たまたま、すっごく服が好きで、他人にも「服好きだと、こんな良いこともあるよー」と勧めたくなる。
気軽でいて、パーソンになり得る特別なものです。
roop